乳がん検診や、乳がん治療のセカンドオピニオンならお任せください。

新宿駅5分 土日診療

03-5925-3855

東京都新宿区西新宿7-11-9 バルビゾン87ビル4F

最新3Dマンモグラフィ

従来のマンモグラフィで判断しづらかった「しこり」についても明確な診断が可能

3Dマンモグラフィとは

従来のマンモグラフィ(2D-MMG)は、乳房を圧迫してX線で写真を撮るものでした。
これでは、乳腺組織の厚みのために撮りたい部位が重なって分かりにくいものになってしまいます。
閉経後の患者さんでは、乳腺が減って脂肪組織が増えるためわかりやすいのですが、若年者や乳腺の多い方ではどうしても判定が困難になってしまいます。[図2左]
3Dマンモグラフィ(3D-MMG)は、撮影角度を変えて複数の方向から撮影し[図1]、収集したデータを3次元的に再構成することにより、画像の重なりを排除し[図2右]、病変の判定が従来以上に容易になりました。

3Dマンモグラフィ3Dマンモグラフィ

こんな方に有効です

まず、乳腺組織の厚い若年者の方です。
また、健診のマンモグラフィでしこりがある、あるいは反対側と比べて形が違うなどで「精密検査」とされた方で、超音波でも判断が付かないような場合にも良くわかります。
特に石灰化(白いカルシウムの固まり)は形状がはっきりし、その周囲の状態から良悪性の判別が容易になります。
石灰化で乳がんと診断された方が3Dマンモグラフィ(3D-MMG)で良性判定だった例もございます。
腫瘤(しこり)のある方では、辺縁がくっきり見えるため、良悪性の区別が付きやすいです。
また、手術後(ラジオ波を含む)の局所再発のチェックにも有用性が認められており、フォローアップが容易になりました。

  • 乳腺組織の厚い若年者の方
  • マンモグラフィで要精密検査とされた方
  • 乳癌術後の局所再発の心配な方

撮影方法

撮影方法は、従来の方法と同様です。
3D撮影にあたっては、X線管球装置が動きますので、患者さんへの負担はありません[図3]。
撮影時間においても、3D撮影の時間が増えますが、わずか4秒と極めて短かく、患者さんの負担は軽くて済みます。

画像は動画で見られます

従来のマンモグラフィ(2D-MMG)は写真ですから、シャーカステンという器械に貼り付けて見ます。
3Dマンモグラフィ(3D-MMG)の画像は、動画としてお見せするのでビューアーという器械で見ます。
ビューアーを使用すると自動的に1mm幅でカットした部分が連続して動きます。
異常があれば、その部分で停止し、しっかり見ることができます。
当院では、ビューアーが2台ありますので従来のマンモグラフィ(2D-MMG)の写真との比較も可能です。

3DマンモグラフィQ&A

保険は効きますか?
基本的に従来のマンモグラフィ(2D-MMG)と同様なので、保険は適応されます。
ただし、断層撮影の分の代金が加わりますので、約1,000円多くかかります。
自費の検診の場合は7,500円になります。
被爆などの安全性はどうですか?
3D撮影を加えるため、やや増加しますが、この機種では従来のマンモグラフィ(2D-MMG)の被爆量分が減少するため、総量で他の機種でのマンモグラフィとあまり変わらず、3mGyという基準を満たしています。しかも、得られる情報量については、これを上回る価値があります。
痛みはどうですか?
乳房を挟む手技は一緒なので、多少の痛みはあります。
しかし、3Dの撮影時に管球(写真を撮る装置)が動くため、従来の機種より圧迫が少なくて済みます。
このため、この器械の方が痛くないという意見が多いようです。
従来のマンモグラフィでは写らない癌も写るのですか?
通常の2Dのマンモグラフィで写らない癌は写りません。このような癌の場合には、超音波の診断が有効です。
ただし、超音波で病変の位置が同定できれば、3Dでその周辺の変化が詳細に描出でき、より詳しい情報が得られます。
時間はかかりますか?
ポジショニング(つぶして位置を決める)が30秒、起動が4秒、3D撮影が3秒、休止2秒、2D撮影が1秒の計40秒で、従来のマンモグラフィとほとんど変わりません。
医師の説明の際、動画を見ながら詳しく行いますので、むしろ説明の方に時間がかかるかも知れません。
若い人にはマンモグラフィは良くないと聞いていますが、20歳代でも有効なのですか?
マンモグラフィを行うことは決して悪いことではありませんが、若い方の場合には、乳腺が厚く、圧迫により重なる部分が多くて判定が困難でした。
また、痛みの割りにメリットが少ないため、当院では積極的にお勧めしませんでした。
しかし、3Dマンモグラフィ(3D-MMG)では、重なりの画像を分解して見られるので、若い方でもお勧めできます。
PAGETOP